第二楽章ヘ短調~黒い乳房

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「キー!!何なのですか一体!!酒とばくちに狂ってしまった義父を助けてほしいので家に居させてって、どういうわけなのかしら!!ムシがよすぎるわよ!!義父さま!!」 「やめておくれよ…おとーさんは悪気があってお酒とばくちで失敗したのじゃないのよ…」 「やかましいわね!!でてゆきなさい!!酒とばくちに狂ってクルクルパーになってしまった義父の家族は受け入れないから!!でてゆきなさい!!」 ゆいこからも拒絶されてしまったみつひこの両親とみつとしとゆいなとよしえとなおこは、もう野垂れ死にするしかないと思っていましたので、鶴岡八幡宮の境内で野宿をすることにしました。 その日の深夜11時半過ぎに、有職無職の少年のグループ数人が鶴岡八幡宮の近くの森林で家がなくなってしまったみつひこの両親とみつとしとゆいなとよしえとなおこを襲撃しようとした事件が発生したのでありました。 みつひこの両親とみつとしとゆいなとよしえとなおこは、襲撃を受ける一歩手前で警察官12人に発見された後に保護されたのでありました。 少年のグループ数人は、警察官にその場で逮捕された後に警察署ヘ連行されたのでありました。 みつひこの両親とみつとしとゆいなとよしえとなおこは、ケーサツに保護された後に『身元引き受け人がいないので、保護室に閉じ込めてください!!』と申し出ましたので、警察署内の保護室に収容されたのでありました。 よしえとなおこにつきましては、よしえの実家の家族に迎えに来てほしいと申し出ていましたので、職員はよしえの実家の家族に電話をしまして迎えに来てほしいとお願いをしていたのでありました。 よしえはこの時『こんなことになるのだったら、再婚しないほうがよかった…』と想いまして、頭を抱えて悩んでいたのでありました。 よしえは、良妻賢母でこの7年間を通して来ましたが、気持ちがヒヘイをしてしんどくなってしまったので実家へ帰りたいと泣いていたのでありました。
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