第二楽章ヘ短調~黒い乳房

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4 ゆいこのどら息子が7年前に起こしたひき逃げ事件で裁判所から言い渡されていました執行猶予の期間が終わる2日前の深夜に、深刻な事件を起こしてしまったので、執行猶予が取り消される危機におちいってしまったのでありました。 ゆいこのどら息子のけいぞう(以後はけいぞうと表記いたします)は、執行猶予が明ける2日前の深夜に西川口の店舗型の風俗店で、店の女のコを力でねじ伏せて犯しただけではなく、けいぞうに犯された女のコが年齢をサショウして風俗店で働いていたことが発覚しましたので、騒ぎが拡大してしまったのでありました。 けいぞうに犯された店の女のコは、お姉さんの免許証を利用して風俗店に入店をしていました12歳の少女であったことから、けいぞうは12歳の少女を犯したとみなされてケーサツに逮捕されたのでありました。 知らせを聞いた弁護士さんは、思いきりキレてしまったのでありました。 けいぞうが執行猶予の期間中に17歳以下の少女にインコウをしていたという情報が7年間の間に200件前後が関東の1都3県の自治体の教育委員会に寄せられていましたので、弁護士さんはひき逃げ事故の時以上に神経をすり減らしてしまったのでありました。 弁護士さんは、この時ものすごく困り果ててしまった上に、けいぞうに対してはより強烈な文言でバトウした後に『もうオドレはかばいきれん!!ローヤヘ行け!!』と言いまして、置き去りにしようとしていました。 けいぞうはこの時、ビービービービー泣きながら弁護士さんに『助けてくれぇ…』と言いまして、助けを求めたのでありました。 弁護士さんは『今回で最後だ!!』と言いまして、けいぞうにサイゴツウチョウを突きつけたのでありました。 弁護士さんは、みつとしの両親に対して『けいぞうを親元から離して、あんたかたの家で住み込みにさせて、言うことを聞かせろ!!オイゴが犯したあやまちはオドレらの家に落ち度があるのだ!!』と怒鳴り付けた後に、けいぞうを突き放してしまったのでありました。 けいぞうは、みつとしの家族が暮らしている代沢にあります一戸建ての借家ヘ移りまして、住み込みで働ける職場が見つかるまでの間一時滞在をすることになったのでありました。 けいぞうは、代田にありますクリーニング工場に再就職をしまして、まじめに働いていましたが、9月の終わり頃に家庭内で深刻な対立をまねいてしまったのでありました。
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