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差し出されたゼロの手を取った。
遥か彼方に見えていた光に吸い込まれるように浮上する。僕はやっと…ここから解放される…。
「ゼロ。ありがとう。」
「いいよ。ツバサ、これからは俺と一緒だ。楽しく暮らそう。」
「うん。」
キィィ…。
「死んでます…。」
「特種、No.01984、死亡確認しました。」
「可哀想にな。特種に生まれなければ、生き延びれたのに…。」
完。
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