第1章

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泣いているのも馬鹿らしくなった。涙を拭い上を見る。遠くに見える光。あそこまで辿り着けば、外に出られるのか…。 「なあ。」 えっ…まだ居たのか…?姿が見えない嫌な奴。 「なあ。無視すんなよ。」 「誰?」 「俺は、ゼロ。お前は?」 名前を聞かれて戸惑った。だけど、相手は名乗ってる…嫌な奴。 「僕は翼。」 「ツバサか。いい名だな。」 「……。」 何だか調子が狂う…。何だよ…。
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