――夕刻、森の隠れ家にて

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「パンは要らんかねー!安くしとくよー!」 という、間の伸びきった高い声が薄暗い部屋に響いた。 そして、万一に備え、半身に構えていた俺を見ると、 「あり?クロちゃんどうしたの?そんなに怯えちゃって。」 と、呑気に質問してきた。 …この女…… 「だーかーらー!家に入るなら入るで、責めてノック位しろっつってんだろーがー!」 お仕置きチョップをかましてやった。
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