――夕刻、森の隠れ家にて

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そして、あちら側から開かれた扉、その隙間から見えた人間の姿を目にして――― 思い出した。 ――最近は強盗集団も暴れ回っていると聞く―― そんなことを言っていたのは何処の誰だったか。 半ば反射的に幼なじみの少女を庇う姿勢になる。 先ほどとは一転、無遠慮に進入してきた客の招待は、やはり予想通りのそれだった。
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