第1章

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そして次の日の夜 深夜2時。 痛い。 10分間隔。 ・・・・っつぅー・・・おさまった。 とりあえず、今のうちに病院に連絡! と、その前におしっこ。 え? 立ち上がり、トイレに行こうとすると 尿意はまだあるのに 太ももを伝って、チョロチョロと水が垂れているのがわかる。 え?尿モレ?? ううん。 おしっこはまだ出てない。 だってまだおしっこは しっかり出したいって思ってる。 じゃあこれは?・・・ 出産の本にあった 破水、高位破水という言葉が頭をよぎる。 慌てて婦人科に電話した。 「母子手帳を持ってすぐ来てください!」と言われた。 いつもの助産師さんの声が、 この時は、いつになく真剣だった。 あぁ始まったんだ、 本当に始まるんだ、これから・・・出産が。
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