第1章

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「1、2の・・3!!」 いつの間にか2人になってた助産師さんに担がれて ベッドから分娩台に移動したら そこには 先生の顔があった。 「どう?すごく痛い?」 「はい!すっごく痛いです」 「よし、じゃあ次痛みがきたらいきんでいいわよ!」 「先生 私 いきみ方がよくわからない。 どうやっていきめばいいの?」 「あら、いつもウンチどうやって出してるの?いつも通りにいきめばいいのよ。先生が受け取ってあげるから。」 そう言ってる間に 陣痛とは違う痛みがあった。 チクッと。 その後 チョキンと言う音がした。 どうやら、局所麻酔と会陰切開されたのだろうけれど 陣痛が痛すぎて そんなのこれっぽっちも痛くなかった。 「わからなくてもいいからやりなさい。先生がここにいるから!大丈夫だから!」 わからなくてもいいからやりなさい そんな日本語この世にあるんだ・・・と思いながらも やるしかない! 何回か波がきたのに いきみが足りなくて 波を逃してしまった。 どんどん赤ちゃんに負担がかかってるのか 赤ちゃんの酸素の数値から 警報音のようなものがなった。 「ほら、赤ちゃんがしんどいよって言ってるよ!お母さん!頑張って!!
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