安眠(年下の男の子)

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「君は凄いな…。あんなに気持ちが落ち着かなくて今日は眠れないんじゃないかって思ってたのに…なんだか…段々…微睡んで(まどろんで)来たよ…」   (それならゆっくり寝てね。と言われる) 「ねー。…もうひとつお願いがあるんだ。…いいかな?」   (お願い?何?と言われる) 「あのね…もうひとつの手出して…」   (はい。と素直に差し出される) 「ありがとう。…君と繋がってたかったんだ。…こうやって…手、繋いで…反対の手で髪の毛の間を優しく鋤く(すく)みたいに撫でられてると…凄く安心して…本当に眠くなってきた…」   (眠くなってきて良かったね。と言われる) 「なんか…君に頭を撫でて貰うの…癖になりそうだ…。(あくびが出る)なんだか…気持ちがふわふわしてきた…」   (眠くなってきた?と言われる) 「うん。…なんか…段々…眠くなって…きたょ?…ねぇ…僕このまま寝ても良い?」   (もちろん良いよ。と言われる) 「(小さな笑い)やったぁ……じゃあ、…あした…頑張る……あのね…君に触れられて眠れるの…とっても嬉しい…ありがとう…大好きだよ…おやすみ…」 ─fin─
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