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「我々が歩いているこの土地には、人が住んでいたと聞きます。 しかし、ここはどうしてこんな風に滅んでしまったのでしょうか」
少年は歩みを止め、問いかける。 青年はそれを見て同じく立ち止まり、少し周りを見渡してから大きめの平らな瓦礫に目をつけ、これ幸いと言わんばかりにそこに腰を下ろした。 そして一息つき、少年に語りかける。
「そうだねえ……愛弟子よ。 まず、君は町や村、又は国が滅ぶ主な原因とは何か分かるかい?」
青年はそう言いながら少年に隣に座らせるよう促す。 少年は青年の隣に腰を下ろし、少し思案する時を経てから言葉を選んでいった。
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