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２
「テルテル坊主 テル坊主 明日天気にしておくれ 晴れたら金の鈴あげよ …それでも曇って泣いてたら お前の首をちょん切るぞ」
今日もまたどこかでテルテル坊主の歌が聞こえる
その歌が1人のテルテルに届く
「その願い必ずお空に届けます、晴れたら虹の橋を渡れるように金の鈴を下さいね」
空に向かって祈るテルテル
次の日
空は見事に曇り大雨が降っていた
これで何度目だろう？いくら空に祈ってもいつも雨
私は他のテルテルと何が違うのだろう？相当空に嫌われているのだろうか？
そんな考えを巡らせながら願い主を見る
幸いこの古い歌の意味を知らない子が多い、おまけにおかしな替え歌まで歌っている子もいる、そのおかげか今まで首を切られたことはなかったが、今回は違った
「あんなにお願いしたのに、金の鈴も用意したのに…こんなもの！！」
ジョキンッ！！
テルテルの首が落ちた
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