国士無双キヌタ待ち。

苦悩と『たぬきのこ』

『もうサークルも辞めて、小説を書くのも辞めてしまおうか？』と何度も考えましたが、私はその答えを出すことにさえ臆病で、ただ日にちが過ぎて行きました。

親友達に励まされ、何度も自分と葛藤した末に、１つのことが脳裏に浮かんだのです。

『上手く書けないなら、楽しく書けば良いんじゃないか？』

そう考えた時に、気持ちが前向きになり、コラボの２０近くもあるキーワードを見直して見たのです。

『キノコ……尻尾がキノコのたぬき……【たぬきのこ】って可愛いかも…… 』

きっかけはそんな単純なありふれた考えでした。

しかしこの『たぬきのこ』は、ありふれた可愛らしいキャラクターにはなりませんでした。