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意識を取り戻した。
あまりにも違う周りの様子に
固唾を呑み込む
「何?怖い・・・」
『急いでこの場を離れなくちゃ』
逃げ惑う人々を避け
人が1人入れる隙間に
身を屈め、小さく震えていた。
「やっと、見つけられました」
「み~つけた」
背の高い、青白い顔をした男と
十歳位の子供だった
「何ですか?」
「まっ時間ないし、やりますか」
「えっ!」
体を押さえつけられて
身動きが出来ない
首もとにチクリとした痛みが走り
朦朧としているが意識はある
動こうにもピリピリと痺れ動けない
何分たったのか
意識も薄れてきた
暗闇に引きずり込まれ
意識をなくした
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