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「あと、この場所はね今、海の上」
「えっ!
海の上ー!!」
「今、船の上なんだよ」
「あの後、意識を失ったジン君を
見つからない様に、この船に
運んだんだよ」
「なんで・・・?」
「君は、これからどうする?
私達は、あの組織と敵対しているんだ、
そして、君を見つけた、首筋にある
噛み後はね、私は吸血鬼だから、
君の血の中にある、薬物を吸収して
それによって、薬の耐性を持つ事が
目的だったんたよ、もう、君は
自由だよ、これから、どうする?」
「吸血鬼! はっ!」
首筋に手を当てて確認した
「大丈夫だよ、もう血も流れてないし
傷口もないからね」
「俺は・・・」
「僕も、助けて貰ったんだ」
「どうしたい?」
「もう、俺のいる場所はない
全て、奪われた
もう、行くところなど
どこにもない・・・
死にたい死なせてくれ・・・」
「死ぬ気なら、俺と一緒においで」
「なんで?」
「君を気に入ったからかな
そして、君を吸血鬼にしたいんだ
嫌な記憶は私が消してあげるよ」
「吸血鬼になる?!」
「そう、そして、あの組織復讐出来る」
「でも、記憶をなくすって」
「そう出来るって事だけだよ」
「・・・」
「俺、復讐なんて・・・
でも、出来るなら一緒に行きたい、
まだ、吸血鬼なるのは考えさせてください」
「急にいろいろあって、混乱してるよね
まずは、これから、よろしくね」
「よろしくお願いします」
※ ※ ※ ※ ※
船に揺られながら、海を進む
もう、あの世界には戻れない
あの人達と、生きていく
今までにない、戦いの世界へ
この作品は小説家になろうに転載いたします
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