第1章

2/19
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
うっ ・・・ 何故? どうしてこうなった? あっ そうだ!買い物の途中で 近道をしようと、裏路地に入って 何かを叩きつける音を聞いて・・・ ガッバキッ、ドン そして罵声 「お前、分かってるんだろう?  どう落とし前つける?  お前の命では、軽すぎる  あそこで、一生生き恥をさらせや」 「うっっ」 嗚咽まじりの呻き声 体が硬直し足が動かない 壁に体を寄せ静かになるのを待つ 「オイ!」 急に目の前に大きな男が立ちふさがり 今すぐにでも噛みつきそうな鋭い目つきで 俺を見下ろす 「はい!」 「誰だ、お前? こいつの知り合いか?」 驚きのあまり、声がでない 隣にいた男が 「頭~?どうします?  まぁ、見られちゃったんで  このままって訳にはいかないですがね~」 ズドン お腹に衝撃がはしり、意識を刈り取られた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!