残された僕

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彼女のもとへ向かうと、 彼女は僕の前から消えていた。 彼女はいつも笑顔で、 眠りについたときも笑顔だった。 僕は彼女の笑顔に返していた笑顔を忘れ、 無意識に君の名前をつぶやいた。 彼女は起きないのに。 そして、家に帰ると彼女がいつも料理を作っていたキッチンに紙切れが置いてあった。
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