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私「力になれるなら、なんでも言ってね。」
「優しいね・・とてもありがたいよ。
下の名前は加奈だったよね？」
私「うん、松下君は？」
「夏樹だよ、加奈って呼んでもいいかな？」
私「うん、じゃあ夏樹君って呼ぼうかな。」
「出来ればだけど、呼び捨てで呼んでほしいかな。
君ってつけられると・・遠く感じるから・・。」
君・・男の子を呼ぶのと同じだからかな・・。
私「じゃあ、夏樹って呼ぶね。」
「嬉しいな、呼んでくれる人は少ないから。」
夏樹の見せた笑顔は・・ほんの少しだけ女の子に見えた・・
どうして・・胸が痛むのかな・・。
「大丈夫？何だか暗いけれど。」
私「大丈夫だよ、今日は少し暑いからかな。」
好きになってはいけないのに・・。
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