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傘の華に想うのは
雨が降る
今日も憂鬱な道を
明るい傘の華たちが行く
華がつぼむように向かう 駅までの道
華が開くように別れる 駅からの道
傘の華が街を彩る
まるで自分の気持ちのように
まるで巡る季節のように
傘の華が季節を彩る
雨を受け止めた傘が
優しいリズムを刻む
その涼やかな雨の音色を聴きながら
私は貴方を待つ
貴方との逢瀬に思いを馳せて
傘の華を見ているのに
なぜでしょう
いつかの忍んだ愛を想うのは
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