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そんな私に、さらなる追い打ち。
「実はさ。
今日のメシは、頑張った茉歩への労いでもあったんだ。
だけどお前の事だから、遠慮心で逆に気が引けるだろ?
だから言わなかったんだけど…
これを逆手に取る事にした!
頑張り過ぎたら、俺も気遣ってメシに連行するから。
これからは程々にな?」
そう言ってまた、私の頭をポンポンする専務は…
きっとやんちゃな笑顔で笑ってて。
「今の私の(辛い)状況で…
専務の優しさと洞察力、ズルいですっ…」
だけど俯いて泣いてる私には、そう返すのが精いっぱいだった。
人前では泣かない私が…
前職の退職時といい、聡の所為で形無しだ。
でもそれだけじゃなく。
専務には既に涙目を見られてるからなのか…
何の抵抗もなく、心が溢れてた。
「茉歩。
拾ったからには、俺が責任を持って守るから…
明日からまた、よろしくな?」
専務の優しい声と、撫で撫でに変わった体温が…
グルグルと包帯みたいに、私を心を包んでた。
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