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「あれ、ヤキモチ?
大丈夫。
俺は茉歩にしか興味ないから」
なんて…
この人はっ!
せっかく気持ちをリフレッシュしたのに、何でそれを乱す事言うの!?
「っ…
ふざけた事言ってないで、退院の準備をして下さい。
まだ全然片付けてないじゃないですかっ」
必死に動揺を抑えて、切り躱す。
大体!
もうすぐ離婚するとはいえ、私は人妻だし。
専務の心には愛する人がいて、おまけに婚約者まで居る。
だからこんな他意のない軽いセリフ、間に受ける事ないって解ってるのに…
…どうかしてる!
だけど、それはともかく。
専務が無事に回復して、ほんとに良かった。
いくら隠されてたとはいえ。
上司の体調不良にも気付かなかった事に、秘書として責任を感じてた私は…
余計ほっとした。
そう、秘書として。
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