0人が本棚に入れています
本棚に追加
そうきたか!!
俺は笑いをこらえ切れず、肩を震わせながら彼女を抱き上げた。
「ちゃんと片付けるか?」
「うん」
「お片付けしない子はお出かけ出来ないんだぞ」
「お片付けする!だからゆきたんを許してあげてぇ」
「許してやるから、急げよ」
「はーい」
せっせと片付けている姿を見て、なぜ最初から素直に片付けないのか首を捻る。
毎回揉めないと出かけられない状態は、いつ解消されるのか。
解消されたらされたで、寂しく感じるのだろうか。
そんな事を考えている俺は、きっと一生娘には勝てない。
最初のコメントを投稿しよう!