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◇ ◇ ◇
「いくぞ! 小彩(シャオツァイ)!」
「はい、趙師父! お任せを!」
我が師とともに戦場を駆ける時、私は生きている喜びを感じる。
我が師に助け出され、劉玄徳(りゅうげんとく)様のお計らいで張(ちょう)大人の養子となりーー
父母の過分なる寵愛を受け、大切に育てられた私だが、父の反対を押し切ってまで、師父様に武技を習い続けてきたのも、少しでも師父様への恩返しをしたいからであった。
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