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唇をついばむだけから更に深いキスに誘うと、都築の肩がピクンとする。俺の伸ばした舌先に応えようと必死なのか、肩口をギュッと掴む仕草に煽られた。
「都築、したい」
「……俺でいいの?」
キスで濡れた唇も、不安げに揺れる瞳も、この期に及んで自信なく震える健気さも、全部俺だけのものにしたい。
耳元でそう伝えて猛る中心に右手を導いた。
「あ!」
「な?」
恥ずかしそうに手を引いた都築をそっと横たえると、もう一度深く深く口づけながら上半身を剥いていく。最後の一枚をめくると陶器のように滑やかな白い肌が現れた。
「……胸とか、なくてごめん」
「十分そそられるんだけど」
真っ白の上に二ヶ所色づいた小さな突起を指で摘まめば、都築から色っぽい吐息がこぼれた。
「感度よし」
「バカ」
顔半分を腕で隠した都築に上目使いでにらまれて、そんな初々しさも愛おしい。
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