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 ベルトをはずし、デニムをゆっくり引き下ろす。淡い色のボクサーパンツには、先走りの模様が滲んでいた。そいつをそっと腰からずらせば、染まった頬と同じ色の都築が現れた。 「お前……どこもかしこも完璧に美しいな」 「だから……恥ずかしいってば」  膝を立てて隠そうとするから内腿を割って脚の間に滑り込み、逃げられる前に握ってやった。 「っあ!」 ゆるゆると上下に動かすと、先端から蜜が溢れてくる。それをすくい取って塗りつけるように擦る。 荒い呼吸の所々で漏れる官能的な甘い声。もっと聴きたい。もっと啼かせたい。  根本を握りしめ、唇を寄せた。 「あ! や……」 舌全体で大きく舐めあげたり、舌先で裏側のいいところを転がしたり。そして大きく咥えこんだ。そのまま顎を動かすと、都築は両足を床に擦り付けてジタバタする。 「っは、あ、やだ、も……」 「やなの? 気持ちよくない?」 「ちが……、よすぎて、出ちゃ、う」
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