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顔を出した猛る俺に、都築の視線が釘付けられる。
「そんなに凝視すんなよ。恥ずかしいだろ」
「ごめ……、人のをこんなふうに見るの……初めてで」
「お前のせいでこんなんなったんだぞ」
耳の先まで赤くしている都築がヤバイくらい可愛い。あー俺、今日何回都築を可愛いって思っただろ。いま俺の脳みそん中は隅から隅まで都築でいっぱいだ。でもしょーがない、都築はほんとに可愛いんだから。
「さわってみたい?」
「……うん」
そっと伸ばされた手のひらに包まれると、深いため息が漏れてしまう。
ゆっくり上へ下へ擦られたあと、イタズラを仕掛けるように舌先が先端へ触れてきた。
「……ぅ」
ついさっきまで都築を堪能していた俺はもう、カチカチに昂っていたもんだから、少しの刺激で放熱してしまいそうだった。
しかも俺を頬張る都築の顔が、ゾクリとするほど色っぽいから堪えるのがしんどい。
「つづき……、それ以上したら、出る」
「イッてよ、俺の口の中で」
前髪をサラリとかき上げた、その下にある艶っぽい視線にぶつかって、背筋を快感の波が駆け抜けた。
「っは、ぁ……っく、ぅう」
限界を迎えての放熱は呆れるほど長く、収まりきらない熱い精が都築の口許から顎にかけて白く伝った。
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