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「ねぇチャーさん、アタシ見てみたいなぁ」
「そうかぁ? おい、ジーさん、それを見せてくれ」
ミサに甘い親分だが、本人も興味があるのか、すでに腰を浮かせていた。
「いや、あれは……」
村長は言い訳を考えているようだったが、さっき話したときに、拷問する場所だと認めている。
すでに努が話に割り込んだ理由はうやむやになって、拷問屋敷に行く流れになっていた。
たぶん、あとは梶が親分と打ち合わせをしてくれる。
努はそう思い、ホッと胸をなで下ろした。
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