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「やっぱり、ウラオモテは怖いねーフリバの慊子さんとかはちいろ革命の小島ゆりとかまじヤダーうまりちゃんはギャグ漫画だからハマるけど、現実やストーリー漫画にいたら腹立つわ」
私は由美原紗紅羅 いつものように部屋でゴロゴロしていた。
「オタク活動してないで、勉強しなさい」
やばっ
一階の母の声だ
「はーい」
てきとうに返事をしておいた
そうすると、私は人間関係について主人公が戦う系の漫画を開いた
(外での私はあんなんだから、テストで自己平均90以上の私が国数理社英の勉強を真面目にやるよか、この漫画を読むほうがよっぽど時間の有効活用だよ)
そのまま、私は漫画を読みながら寝てしまった
「じゃーね」
クラスの友達の神崎優香子ちゃんと別れ、私は部室にむかった。
私は歴史部
活動内容は歴史新聞を作ったり、歴史漫画を作ったり歴史について研究する部活です
一年生のころ、古代大好きな私はこの部に憧れて入りました
まさかこんな感じになるなんてね…
ハハハ…
一年の二学期ごろからこんな感じ
みんなは戦国時代好きで、私は古代大好きだから、ついていけなくなってしまった。
何時の間にかみんなと話さなくなってた。
だから、たまに必要な用事があって話しかけられるときも、控えめな子が話すような感じの答え方しかどうしてもできないのだ。
外での私は、"大人しい由美原さん"で有名なのだ
部活が終わった
みんなと反対方向という事実に感謝したい
ただでさえあの部にいずらいのに、通学路でまであの人たちといるなんて考えるだけで神経が疲れる
家に帰ったら干物妹ライフを楽しまないと、一日の中で私の"楽しみ"がなくなってしまう
ウラオモテは嫌いだ
しかし、私は周りのせいとはいえ、一種の"ウラオモテ人間"なのかもしれない
それとも周りのせいにしている私が悪いのか
次の日の朝
優香子ちゃんと登校していた
「昨日さ、部活でもう私の終わった歴史新聞の下書きしかしなかったんだよ?
すんごいヒマだった!
終わった人の気持ちも考えて欲しいもんだよ!」
「私は実験で先生のいうとうりにしたのに思いっきり失敗したよ…
ヒマな貴方様のほうが断然ましだって!」
お互いの部活の愚痴を言い合っていた。
「んなことないって!歴史部ほどクズ部はないよ」
優香子ちゃん苦笑
呆れたのかな
本当の私の部活に対する不満は歴史新聞じゃないのに
優香子ちゃんは私の友達で唯一"なんでも話せる人"なのに
話せない…
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