高いところから失礼します。

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高いところから失礼します。

作業快感というものがありまして。 頭の中にある内容を文にするだけでアドレナリンが出てるのがわかります。 多分、これも初心者にありがちな楽しみだと思います。 上級者レベルに達してくると、評価のしがらみや、自分の伸びしろを意識しだします。 それを人は成長や向上心といいます。 新たな課題を見つけてクリアすると、それも気持ちが良いんですが、そこには乗り越える辛さが発生します。 初心者の醍醐味は純粋な作業快感だけで楽しめる。 という事だと思います。 それは上を目指すと生え変わってしまう、雛鳥の柔らかい羽のようにも思えます。 高く飛ぶには、いつかその羽を捨てないといけないのでしょうが、初心者の巣は今のところとても温かいので、ヌクヌクしたいと思います。 初心忘れるべからず この言葉の中には、失った純粋な楽しさとか新鮮さに対する懐かしさも入っているのではないかと思います。 作業快感はとても大事だと思います。 失敗があっても、恥をかいても、何かを作って楽しいと思うことが一番大事だと思います。 それは息を吸ったり吐いたりできるのが嬉しいと思うような、生きていることの肯定にも似てる気がします。 これを読み返して 「ぬるいこと言いやがって!バーカ」 と、思うであろう3年くらい将来の私へ このくらいの軽やかさを持って楽しみなよ。 楽しみが多い方が絶対に長続きするから。多分。 本日はエッセイ調に。 初心者のくせに高いところから申してみました。
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