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「えっ?」
「そんな冗談でしょ?」
昼の出来事を噂づたいでしか知らなかった2人は驚き、また、食堂で一部始終を見ていたはずの2人も困惑したまま自分達が目にした信じられない光景をぽつりぽつりと話した。
「僕たちだって最初はなにが起きたのか分からなかったんだけど…」
「御手洗さまも、好きにすれば?って言って食堂を出ていって……」
「えっ、じゃあ本当に別れちゃったの?」
「どうだろ…でも白石様は追いかけなかったし……」
妙な空気が流れ会話が一時止まるも、4人は再び口を開く。
「でも、白石様の元親衛隊は黙っちゃいないだろうね…」
「うん…御手洗さまだから納得できてたものを、あんな毬藻に取られるなんて考えられないよ」
「御手洗様だったから会長の親衛隊を解散したんだもん…許せるわけないよ」
「白石様のところは親衛隊も解散して隊規則が無くなった訳だし…少なくとも、過激派は確実に動くだろうね」
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