プロローグ

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元々世界は一つであった。緑が溢れ、生き物が心地よく住みやすい環境であった。その生き物の中にも人(ひと)が生まれたが、動物と協力して生活をしていた。 徐々に、自然が荒れ、生き物は絶滅し、美しい世界が壊れてきた。 神は考えた。この大きな世界を二つに別けたらどうか……と。 一つは、化学と技術を発展させた現代世界、 一つは、魔法と自然を発展させたガルディア。 世界を別けてから神の理想通りに人と動物は協力して生活を送った。 しかし、その現実が崩れるのに時間はかからなかった。 現代世界は、発展した化学で戦争が始まり、多くの命が失った。 アルカディアは、魔物の上に立つ魔王が生まれ、人々を襲い、多くの命が失った。 神はまた頭を抱えた。 現代世界に偽りの知識を与え、平和を導いた。ガルディアに人の上に立つ者……覇王を作り、魔王に対抗した。 神は己が作った世界を見たかったが、平和を見られないままこの世から去っていった。 そして……何千、何百万という時間を超えてある少年の物語が今始まる。
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