世界の情勢

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神がこの世を去ってから数万年後、ガルディアは大きく成長を遂げた。 神の手で生まれた覇王一族の活躍もあり、幾度も魔王に拮抗する事が出来た。 その間に魔物に対抗する組織としてギルドが作成された。 戦争で多くの血が流れる中、4つの大陸の文明が開化していく。 北の大陸、『レジスタンス』は鉱山が豊富な事から武器を多く生産。 南の大陸、『夢の国』は美しい環境を活かし、観光スポットを作成。 西の大陸、『へバン』は穏やかな気候から農業を行い、豊富な食料を輸出。 東の大陸、『ストレンジス』は武を磨き、数々の英雄を放出。 4つの大陸は互いの得意な環境・色を発展させ、貿易を行う事で国々の文明を築き上げていった。 しかし、平和はそう長くは続かなかった。覇王一族が絶え、数年動きが無かった魔王率いる魔王軍がガルディアに攻め入る。 平和に身を委ねていた多くの国々は対応出来ず、多くの血が流れていく。 唯一、南大陸『夢の国』だけは、ギルドと貴族を中心とした連合軍により対抗する。 他の大陸も夢の国を見習い、多くの犠牲を払いながらも魔物を魔界に追い返した。 世はこれを『第一次魔界戦争』という。戦争を終えた頃には、美しかった自然は荒野と変わり、多くの人間が亡くなっていた。
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