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広すぎる回廊をうごうごと歩き回りようやくなんとなく知っているような広場に出た。
たぶんここさっき通った場所だよね?
と言うことはこの突き当たりの部屋だよね?
でも部屋の前にライオンの像なんてあったけっけか?
しかも二頭がドアを囲むようにしてますけど?
ま、いたということにしよう。
エイヤっとドアを開けた。
部屋暗っ!
待ってさっき暖炉の火入ってなかった。
あの気の利かない人達が入れたわけない。
だいたい先回りなんてできる分けない。
ヤベ部屋間違えたかも。
焦りながらも好奇心が勝ってしまいズンズン奥に進んでいく。
広々とした部屋、先が見えないほど高い天井。
ほとんど暗くて見えないが手に当たる調度品はどれも年季は入っているが高価だとわかる。
好奇心で奥まで入ってきたが、暖炉の前に置かれた長椅子の前に来たところでピタリと足を止めた。
理由は簡単
この部屋の主がムクリとソファから身を起こしたからだ。
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