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その後は何をしたのかほぼ覚えていない。気がついたら夜の11時を回っていた。
正直俺はもう生きる気力を無くしていた。
学校に行きはじめて2日の間に妹が殺されるなんて思っていなかった。今までは怜緒奈はまだ何処かで生きていると信じてやってきたが、もうこの世にいないと分かると生きる気力が無くなっていった。
俺は無意識に机に向かい、適当な紙に文字…すなわち手紙を書いた。誰に出すわけでもなく…
10分程で手紙は書き終わり、陸哉は部屋を出た。
数時間後、陸哉は家から離れたビルの3階にいた。そして陸哉はそこから飛び降りた。ただ、怜緒奈に会いに行くと思って。
数秒後、鈍い痛みが体全体を走りその痛みで陸哉は意識を手放した。
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