逆流

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「陸哉!起きなさい!学校に遅れるよ!」 (あれ?何で俺自分の部屋で寝てるんだろ?) 疑問とともに目が覚めた。 「やっと起きた…もう朝からこんなに疲れさせないでよ」 と母が言ってきたので俺は取り敢えず「ゴメン」と言っておいた。 「朝御飯はいつもの所にあるからね」と母は部屋を出ていった。 それから俺は少し考えてみた。 (昨日確かに俺は飛び降りたはず、痛みだって感じたはずだ、なのに何で自分の家のベッドに居るんだ?) と考えてみたが夢だったのかと思うことにした。実際、昨日書いた手紙もなかったから「まあいいや」と一人で納得して学校に行く準備をした。 準備が終わり時計を見ると時刻は8時になっていた。(これはヤバい!)と急いで家を出たため、陸哉は今日の日付を見ていなかった。
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