平凡こそ至高

俺の平凡はこうして崩れていく

2人目……

「月羽君、お姉さん達と一緒に帰りましょ？」

「ふふ、放課後のいけないア・ソ・ビ教えてあげるわ」

「ぁ…そ…び……？」

「「いやぁ～ん！その首をコテンとした仕草がたまらなぁ～い！」」

【 害虫②】

虹宮 月羽 (にじみや つう)

銀に近いグレーの髪色。
前髪はパッツンなのに顔周りは顎より少し長いくらいで若干内巻き気味。
他は項くらいの長さのショートボブ。
そして何よりも不思議なのは上の方に右と左に一束だけ短い毛があり、それがピコピコ動く。
比喩ではなくこいつの感情に合わせてピコピコ動く。
1度本人に何故動くのか聞いたところ
「知ったら戻れなくなるよ？良いの？」とハッキリ喋って言われ。
それ以来は気になっても「俺は平凡……何も知らない……平凡……平凡」と自己暗示をかけるようにしている。

どれくらいの恐怖だったかと言うと
変態仮面をつけたブリーフマッチョ軍団が「「「ウッホ！イイ男！」」」と鼻息ハァハァしながら校長の鞭で喘いでる担任を囲んでいる姿より怖い。

目は深海の様に深い青で零れるんじゃないかと思うくらいクリクリしている。
大きい分ドライアイ気味なのかいつも乾かない様に目を潤るませている。
こいつの取り巻き曰く

「あの純粋無垢の瞳を私色に染めたいわぁ」

らしい。

口調がたどたどしくハッキリ喋れないのが特徴だ。
ただし、気持ちが高ぶった時だけ何故かはっきり喋れる。

性格は、純粋で可愛らしくまるで真っ白な汚れを知らない天使！らしい
校内新聞『白馬の王子s (略) 』
略して腹痛王子より抜粋。

取り巻きの特徴は『BBA』、『自己中』、『勘違い女』、『ナルシスト』、『立派なメロン』だな。

転生物語だとギルドマスター(♀)、担任(♀)などが該当する。