第一章 疑い

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緊張の糸が切れたのか、 貞治は音をたててしまった。 「こんな時間に何してるの!」 少し強めの口調で妻が言ってきた。 その表情は驚きで支配されている。 お前こそ何してるんだ! そう言いかけたが躊躇った。
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