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私たちはその凄腕のシステムエンジニアに出会うためにどうやらここに来たらしい。そもそもセラ自身彼がニューヨークにいる以外姿も人相も初老の人物以外何もわかっていなかったのである。
「ほんとにその人物はいるの。そもそも都市伝説なのでは?」と私が行ったが
「いーーーや、いるね俺の勘がそう言っているんだよ。間中も知ってるだろう。俺の勘のすごさを」
確かにセラの勘のすごさは常識を超えていた。確かに今までなぜかわからないが戦争中のときもミサイルが飛んでくる方向がなんとなくわかるのか、ミサイルと反対側に行けることに成功したし、時限爆弾の場所もなぜかセラには見破る能力があった。ここまでくるとセラには何かしらの超能力があるのかもしれない。
「それでどうやってその人物を探すの?」と私が言うと
「そんなのお前が一番よく分かっているじゃんか?なんで俺がお前をここに読んで今回のビジネスに参加させようとしたかわかってるだろ?」とセラがいった。
「なるほど、あれを使うという意味ね」
「そうだよ、というかお前にあれを取ったら何も残らないような感じがするが?」とセラがゲラゲラ笑っていた。
「仕方ない」と私は半分あきらめていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・簡単に言えば私には一種の超能力みたいなものがある。それはなぜかは知らないが、あの飛行機事故から何かしらの脳に影響が出たのだろう。
私の能力は簡単に言えば、触れれば相手の素性がどのようなものかすべて把握できてしまうのである。相手の体の一部分でもよいので少しでも触れば私には人の今までの過去の出来事や生い立ちがわかるのである。
戦場でこの能力が使えるのかと思うと、正直このようなものは使うことができなかった。そもそもそんな余裕はなかったので。だが、一緒に戦った人たちの生い立ちがわかると彼らをどれくらい信用できるのかの判断はできることができた。
しかし、セラの過去にはまだ触れてはいない。彼には何か重要なことがあるのか、私が能力のことを言ったら絶対にみるな!と脅されてしまったのである。
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