†開巻劈頭†

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20××年。 人類は2分された。 これまで何百年も当たり前とされてきた遺伝子を持つ人々と、 新しい遺伝子を持った、人々。 これまで、水面下で生存してきた異人類が、世界に認められた瞬間だった。 人々は、彼らの能力をこう呼んだ。 「フロート・マインド」 これが、人類の進化なのか、後退なのか、誰にも確信的には分からなかった。 しかし、「人」として認められた以上、人類はそれを「進化」以外の何物でもないと信じて疑わなかった。 そして、この瞬間から 世界の滅亡へのカウントダウンが始まった。
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