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「やれやれ。だったらどうしてこんなことしてるんだ?」
冷静な声が
頭上から僕に問いかける。
「君の王子様は別にいる。彼に慰めてもらえばいいじゃないか?」
「それはっ……アアッ……!」
しかし
いくら頭が冷静だとはいえ。
「ハァッ……君はやっぱり最高だ……」
この期に及んで
欲望を抑え込むことはできなかったようで――。
「奥まで行くぞ?」
「ヤアッ……ン……!」
椎名さんは
ずぶずぶと僕に沈みながらも
「なあ和樹……こんなことして問題が解決するのか?」
「ンンッ……アッ……!」
「え?どうなんだ?」
身も心も
激しく揺さぶりにかかる。
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