第一声 誕生

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『ひ~~~~とはいつも終わった恋に夢を見るけど~~~』 自分の部屋CDで音楽をかけながら、一日に何十回も同じ歌の練習をしていた。 この歌詞で気づいた人もいるかもしれないが、私は当時ケミストリーと言うユニットが大好きであった。なけなしのお小遣いでリリースされるたびにフラゲでCDを購入していた。 いつものように歌の練習をしていると、父親に呼び出されリビングに向かうと大きな荷物が届いた。 『これ!何!?』 「お前もこれからはパソコンができなきゃいけない時代だ!一台買ったから使ってみてくれ」
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