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第1章 リカとアンジュ
初めて会った日。
「危険な遊びは好きか?」と彼は聞いた。
「どうだろう」と僕は答えた。
知らなかったんだ。
こんな世界。
今ならこう言う。
僕を嬲って
優しく殺して。
太陽の下で
時間をかけてゆっくりと。
月灯りを浴びながら
息もできなくなるほど激しく。
君のやり方なら
どんな風でもいい。
どんな風でもいいから。
優しく僕を殺してくれと――。
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