第1章 リカとアンジュ

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ジッパーが最後まで外されると 「――冷ましてやる」 「んっ……」 アンジュは肌蹴た僕の首筋に アイスティーのグラスを押し当てた。 「冷たいだろ?」 「やめて……」 そうしておきながら 幾筋も垂れるグラスの水滴を 意味深な手つきで胸に塗り込んでゆく。 「ダメだよ……」 「ダメ?」 こんなとこで こんな時に――。 「女みたいに立ってる」 「いや……」 言葉とは裏腹 ゾクゾクする指の動きに翻弄され。 「こっちもだ」 僕の身体は すぐに小さな突起を固くした。
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