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ジッパーが最後まで外されると
「――冷ましてやる」
「んっ……」
アンジュは肌蹴た僕の首筋に
アイスティーのグラスを押し当てた。
「冷たいだろ?」
「やめて……」
そうしておきながら
幾筋も垂れるグラスの水滴を
意味深な手つきで胸に塗り込んでゆく。
「ダメだよ……」
「ダメ?」
こんなとこで
こんな時に――。
「女みたいに立ってる」
「いや……」
言葉とは裏腹
ゾクゾクする指の動きに翻弄され。
「こっちもだ」
僕の身体は
すぐに小さな突起を固くした。
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