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波立つ青い水間。
互いに吸い寄せられるようにして
僕らは腕を伸ばした。
「アンジュ……」
「リカ」
指先が触れ合った
その瞬間――。
アンジュは力任せに
僕の身体を引き寄せて。
「ンッ……!」
唐突に唇を奪った。
「ア……ンジュッ……!」
水の中だ。
主導権を握られた僕の身体は
激しいキスに堪えきれず
途中何度も沈みかける。
その度。
「苦し……いっ……!」
水を飲み。
手足をばたつかせる。
溺れまいと暴れるほど
僕はコントロールを失った。
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