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羽根田と自分はどこか似ている部分があり、本音の部分で共鳴する所があった。
会社の人間とあまり親しくするつもりはなかったが、羽根田とはプライベートな付き合いをしても構わないと思わせる何かがある。それが何かは分からなかったが一緒にいて心地いいのは確かだった。
不意に羽根田のスマホが鳴った。彼女からと訊くと恥ずかしそうに頷いた。時計を見ると九時を過ぎていた。これ以上拘束するのは悪いと思い、支払いを済ませ店を出た。
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