ひろし編 

6/6
前へ
/6ページ
次へ
二人組みの駅員が電車の開いたドアに入る。 「はあ~これ、仏ですよね?どうします?」 若い駅員が先輩の駅員に面倒くさそうに聞いている。 「とりあえず、外に運び出すぞ。身分証は…○○ひろし 25歳 会社員か…」 二人はひろしという名前の亡骸を運ぶ 「この仏、幸せだったんだろうな…笑顔で死んでるよ」 先輩駅員は、何かを悟ったようにつぶやいていた。 ひろしのポケットからケータイが落ちる メール画面が開き、メッセージが一件 「ず っ と 一 緒 だ よ」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加