【絶対なる】過去【支配3】

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「来栖さん?」 「あっ、は、はい」 「どうしたの?いきなり固まっちゃったけど。俺の顔に何かついてる?」 じーっと若槻君が私の瞳を覗き込むように見つめてる。 そんな美しいパーツが揃ったお顔で直視しないでいただきたい! 「いえ、何もついていないです」 「あ、そう。話し戻すけど、来栖さんってよく実行委員とか委員の仕事してるなーと思って。感心してたんだよね」 「・・・・・・」 そ、そういう意味かっ! 素敵な勘違い過ぎるっ! 「聞いてる?来栖さん」 「は、はいっ!」 「いきなり声のトーンあげたね」 しまった、動揺が声に出た! 「―…失礼しました」 ばかっ、今度は下げすぎた~!とか冷や汗タラタラ状態でいると、 若槻君がフッと笑った。
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