【絶対なる】過去【支配3】

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友達も、 「希穂、本当に若槻君と付き合ってるの!?」 「凄~い!友達が若槻君の彼女とか自慢だよ~おめでとう!」 かなり驚いていたけど、祝福してくれた。 若槻君―…頼くんとの恋人同士の高校生活はとても幸せだった。 初めてのキスはホワイトデー。 ファーストキスだった。 それから、春休みが過ぎて、新学期になると私達は同じクラスに。 ゴールデンウィーク、夏休み―… 夏祭りの夜に私は若槻君に〝最初”を捧げた。 唇と唇でたくさんキスをして、浴衣を脱がされて、身体中のあちこちにもキスをされて、 色んな場所に優しく触れられて、最初にあった緊張は何時の間にか何処かに消えてた。 若槻君に夢中になって愛しさ溢れる素敵な時間だった。 体育祭、文化祭、クリスマスに冬休み、バレンタイン―… 私は地元の短大に進学で、若槻君は東京の大学に進学する事になったけど、遠距離でも二人の絆はしっかりと結ばれてる。 そう思いながら涙の卒業式を迎えた。 離れても私達は大丈夫。 そう信じていたのに、 進学後のゴールデンウィーク、 私達の関係は別れに向かって進んでいくことに。
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