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ただ、まさか、
ここにきて頼くんと再会してしまうなんて思ってもいなかったから動揺してる。
しかも、
付き合っていた当時よりもずっと大人びて、格好良さも倍増で、
魅力的すぎる大人の男性になってる。
そんな頼くんにドキドキしてる。
ときめいている。
けど、頼くんにとって私は一年ほど付き合っていた恋人くらいの感覚なのかな。
ううん。
昔も今も、あんなにモテモテな頼くんなんだもん。
その他大勢の女の中の一人に埋もれちゃってるのかな。
私がもっと美人で賢くて、男性からも女性からも魅力的に思われるパーフェクトな女性だったら、
もうちょっと自信が持てていたのかもしれないけど―…
昔も今も、臆病な女。
身分もレベルも何もかも違う恋は難しいってこと、身をもってわかった。
一年と少しの甘くて苦い思い出を抱きながら、
今夜は眠れない夜を過ごす。
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