第1章 アヴェルというもの

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ーー朝が来た。 人々のざわめきで、目をさますとそこには太陽が昇っていた。 200年、現れなかった太陽だ。 まだ朝っぱらだと言うのに、人々は歓喜の声をあげた。 「ーーアヴェル様が現れたんだー!!」 それは、求め続けた光。 200年、待ち続けた光だった。
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