プロローグ

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ーーーここはどこだ。 目が覚めた瞬間僕、守山 朝日はおもった。 茶色く枯れた草木の上に自分は寝転んでいた。 「…さむっ。」 季節はわからないが少し肌寒い。 自身の通っていた高校の制服は夏服で半袖だし、紺色のチェックのズボンの生地は薄い。 しかし、ここはどう考えても俺が育った日本ではない。 確信を持った理由は見上げた空に、 ーー月が二つ。 「まさかの異世界というやつですか…。」 始まったのは、波乱万丈な第二の人生。 舞台はここ、異世界の国ウォールゼで。
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